こいしの日常

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W虹杯使用構築紹介

【前置き】

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早速だが今回使用した構築である。今大会においてバンギマインを握る人が多くなることはこの梅雨の時期に明日の天気を予想するよりも簡単なことだったが、敢えてバンギマインに不利なデッキ選択をした理由を語るなら、それはひとえに「愛」である。

しかし既存のジュペラミをそのまま握るとなるとさすがに大敗が見て取れるため、環境に合わせたデッキ構築を目指したのが上の構築である。

 

【デッキ解説】

既存のジュペラミはADVPCG環境の中でかなりのアグロデッキであり、実際に本大会でもそのアグロパワーによって勝ち星を拾えた試合がいくつかあった。

一方バンギマインなど超抵抗をもつ相手にはめっぽう弱いため、そういったデッキに対しごまかしを行えるようデッキタイプをコントロール寄りにシフトできるよう組んだ。そっくりテレポーターによって対応力を高めたバレットに近いデッキ。ジュペッタの英語名はBanette。似ているね。

 

以下採用理由

オドシシ

言わずと知れた🦌

要求エネルギーに色がなく、どのデッキに入れても一定の活躍が見込めるカード。既存のジュペラミで忌み嫌われているカゲボウズ以外のスタート現象に対し、この鹿は単体で戦える。2ターン目以降にもそっくりテレポーターでカゲボウズに変えて、手なりでジュペッタ進化で殴り始められるため、デッキタイプを悟られることなく奇襲が可能である。

ウソッキー

環境に蔓延るバンギマイン、オドシシといった闘タイプポケモンを見るために採用。またレインボーエネルギーを自然に組み込めるデッキのため、まねるの汎用性が他のデッキに比べて圧倒的に高い。🦌同様そっくりテレポーターでの奇襲も行え、ヤミラミ同様、ジュペッタの苦手なLTBのアイスバリア系に切り返しの札として使用もできる。

・ホロンのビリリダママルマイン

基本的にエネルギーとしての用法だが、場に出して戦うことも視野に入れ採用。ホロンのビリリダマコイントスでの麻痺判定、マルマインは確定混乱技が存在し、共に苦手なデッキに対しての時間稼ぎが可能な点がホロンのコイルレアコイルと異なる点。クリスタルビーチを採用しているため、その点は注意が必要。仮にホロンのビリリダマスタートとなってもマルマインになる選択肢が存在するため、既存のジュペラミより対応力が上がった。実はマルマインは逃げエネ0。

・エネルギーつけかえ

マジックハンドに抗うため採用した。使用感はゴミ。ジュペッタの枚数を多くするべきだった。

・砂漠の遺跡

LTBやジュカインexδ、レックウザexδを想定して採用。2回貼れれば足りると判断しこの枚数。

・クリスタルビーチ

バンギマイン他、様々なデッキに対し刺さるため採用。本当は4枚にする予定だったが、後述のスタジアムに1枚だけ差し替えた。

・磁気嵐

わるいバンギラスを倒す上でどうしても超抵抗が厄介だったためオシャレ枠採用。序盤に30ダメージを乗せておくだけで影の呪文圏内に入れられるようになり、実質要求ターンを減らせる。

 

不採用理由

既存のジュペラミに採用されがちなカードで採用しなかった理由を述べる。

ジュペッタ(神秘の守り)

LTBなどのたねポケモンを混乱させられるがバンギマインに対し無力なため不採用。その結果(だけでは無いが)、てぃらさんのウインディにボコボコにされた。

・ルナトーン、ソルロック

基本ピジョットを止めるために採用されているが、環境にピジョットが多くないと見越して不採用。実際マッチすることは無かった。

ラティアスラティオスex

逃げエネ0かつポケボディー封じ(非エク)だが、強いポケボディー持ちはだいたいexなため不採用。

ムチュールルージュラδ

ジュペッタの逃げエネを0にできるが、環境上恩恵が少なく、ワープエネルギー1枚をホロンのマルマインで使い回すことで代用した。マジックハンドでエネルギーを押し付けられてもそっくりテレポーターで変換できないためコンセプトともマッチせず不採用。

・暴風

苦手とするスタジアムが少なく、封印の結晶も正面突破やポケモンリバースによる入れ替えでいなせるため不採用。

ラプラス

導師→ラプラス→サポーターサーチとサポーター肥やし要員。逃げエネが2と重く、タイプや技が弱いため不採用。

・サンダース☆

バトル場のポケモンに10ダメージずつ乗せられるジュペラミのお供。サンダース☆スタートが渋く、封印の結晶に無力なデッキ選択をしているため不採用。逃げエネが0だったら4枚入れていた。

・力の欠片

枠があったら入れていた。相手の計算を狂わせられるため採用価値はあり。入れ替えるなら砂漠の遺跡。

 

【結果】

3-3、43人中21位とどちらかと言うと上みたいなあれ。環境に抗ったデッキを握った割には頑張れたと思うが、悔いの残る試合もあり、伸び代を感じた。

環境読みは概ね正解であったが、想像より遥かにオドシシが少なかったこともあり。バンギラスがかなり暴れ散らかした。

 

以下反省

1戦目バンギマイン

ジラーチスタートに対し、即キリンリキを当ててコントロールは成功した。中盤までの試合運びはこっちのペースであったが、終盤バンギラスが立つと為す術なくそのまま押し切られ負け。途中そっくりテレポーターでオドシシを呼び出し混乱を狙おうとするも、間違えてドローソースを先に切ってしまい、挙句の果てにオドシシを引いてしまう。

2戦目ウインディ

マリガン3回という不運からスタート。必要札を全て握られていたらしくあっさり敗退。

4試合目ライエッグス

呪われた祠を割るためにナッシーδ相手に磁気嵐を張ってしまいジュペッタの抵抗が失われてしまう。アンチシナジーやんと自分で突っ込んだ。

5試合目ジュカインマイン

相手がジュカインexδであったため不利マッチであったが、結果的にマインの爆発に救われる形となった。ジュカインexδのポケボディーによって逃げエネも増えていると勘違いしてしまった点が恥ずかしかった。

6戦目LTB(ちろさん)

LTBは様々なデッキタイプがあるが、ラティアスexを採用した構築であった。超抵抗がとても辛く、磁気嵐も即割られてしまう。残り1枚のポケモンリバースがサイドに行っており、引けず負け。途中焦りから技効果を間違えて解釈したりと対戦慣れしてないことが如実に出た試合であった。ちろさん、ご迷惑をおかけしました。