こいしの日常

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【ADVPCG】雷震バンギデッキを考察

前書き

 今も一部のニッチな界隈で熱狂的な人気を誇っているポケモンカードADVPCGレギュレーションで、現環境トップメタである封印サーナイトと対をなす雷震バンギラスを主軸に置いたデッキを組んだので、今回はそのレシピと概要を解説します。ちなみにデッキ名は雷震バンギといわれることが多いです(英語はショックウェーブでそっちの方がかっこいいと個人的に思う)。

 

ポテンシャル

 有識者いわく、一応2006年の夏の大会「バトルロードサマー」で入賞しているらしい。その程度のポテンシャルはあると思います。まあ当時のレシピを知らないのでそのデッキとは内容が違う可能性がありますが...。

 

概要

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 バンギラスexδのエレマーク+らいしんで相手のポケモンをピンポイントに狙撃していくのが基本的な流れです。普通の狙撃と違いダメージカウンターを乗せるわけではないので、相手のポケモンにかかわらず必ず2ターンで倒すことができる点は非常に優秀です。

 しかし2エネで起動するとはいえバンギラスは2進化ポケモンゆえに準備に時間がかかるため、基本的に2進化デッキで採用されやすいジラーチ(ほしのねがい)やピジョット(マッハサーチ)を利用して盤面を整えます。その後サイド先行されたところで「逆転!マジックハンド」&「ロケット団の幹部」を用いて相手を軽くコントロールしながらバンギラスのエレマークで雷震マーカーを相手のエンジンやアタッカーポケモンにばらまき、その後適宜らいしんで相手のポケモンをきぜつさせていく形になります。

 2体目以降のバンギラスは1体目とは違いらいしんを多用するため基本的にエネルギー3枚を要求されます。この時代はエネルギー加速手段が少ないため3エネ要求は重いのですが、実はバンギラスδがエネルギー加速をこなすことができるためこのデッキに自然な形で投入できます。

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 デッキトップを見て基本エネルギーなら好きなポケモンに自由に貼れるというちょっとひねくれた効果であるクラッシュドロー。運に頼るのはちょっとと思うかもしれませんが安心してください。頼もしいパートナーがいます。

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 マンタインδ君です。このマンタインδのパワーサーキュレートはトラッシュの基本エネルギーをデッキトップに戻すことができます。つまりパワーサーキュレート→クラッシュドローで確定エネ貼りを実現できるわけです。

 また、逆転!マジックハンドでなるべく相手のバトル場に非アタッカーを固定したいので、逃げるエネルギーコストを手軽に増やせるアクア団のアジトは採用候補になります。

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デッキレシピ

()内は収録パック/デッキ名

 

ポケモン(ホロンのポケモンはエネルギー欄記載)

ヨーギラスδ(雷震バンギラス)×4

サナギラスδ(ホロンの研究塔)×2

バンギラスexδ(雷震バンギラス)×3

バンギラスδ(ホロンの研究塔)×2

・ポッポδ(ホロンの幻影)×2

ピジョット(伝説の飛翔)×3

ジラーチ(蒼空の激突)×2

マンタインδ(さいはての攻防)×1

エイパム(金の空、銀の海)×1

 

トレーナー(ホロンのトランシーバーはサポーター欄記載)

・暴風×4

ふしぎなアメ×4

・逆転!マジックハンド×4

ポケモン回収装置×4

・そっくり!テレポーター×1

 

サポーター

・ホロンのトランシーバー×4

ロケット団の幹部×4

・ホロンの導師×2

・ホロンの科学者×2

・ホロンの冒険家×1

 

スタジアム

・アクア団のアジト×2

 

エネルギー

・基本雷エネルギー×5

・ホロンのポワルン×2

・ホロンのコイル/ホロンのビリリダマ×1

 

パーツ解説

・そっくり!テレポーター&エイパム

 マンタインδはHP50と低く、自身のパワーサーキュレートや呪われたほこらによるダメージにより相手にサイドを取られやすいため採用。そっくり!テレポーターでエイパムに入れ替えエイパムのとりにげを使うことで、瀕死のマンタインδをきれいに処理しながら1ドローというおしゃれムーブができます。それぞれのカードが単体でも十分強く、上記で示した以外の使い方もできるのがgood。

・ホロンのポワルン

 デッキにδ種が多い&たねポケモン故ホロンの導師でサーチができるため採用。初手バトル場ホロンのポワルンを嫌うのであればホロンのレアコイル/マルマインに入れ替えるのもありあり。

・ホロンのコイル

 デッキのエネルギー濃度が低いため、ホロンの導師でサーチするために採用。初手でバトル場に逃げエネコストが1のポケモンがいても、導師→ジラーチ&ホロンのコイル@1をサーチすることで、バトル場のポケモンを逃がしながらジラーチを確実にバトル場に置くことができます。

 

後書き

 初めてポケカの関連記事を書いたのでつたないところが多々あると思いますがいかがだったでしょうか。このデッキは(使っている側は)楽しいので皆さんもぜひお試しあれ。